リ サ イ タ ル

 

音声

[ 約2分 ]


 狂言の「節分」からアイディアを得た物語。内容は、節分の夜、蓬莱の島からやって来た男鬼が留守居をしている美しい若妻の家を覗き一目惚れしてしまいます。
 そして自分が鬼であることを忘れ、若妻に言寄るのですが、逆に、その若妻に鬼の宝物を取り上げられ、その上.「福は内」「鬼は外」へと豆を撒いて追い帰されてしまうのが原作ですが、私の妻が「ひで貴先生は、女性ですから女鬼にして、若婁を美青年にしては」と冗談まじりに話した事が切っ掛けとなり、男女が入れ変って出来上りました。
 台本は狂言風ですので、台詞を多くして解りやすくと考え、又、コミカルな題材で女の可愛らしさと奥に潜む業の様なものを表現しようと思いました。